ブレーキお役立ち情報

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山道でのブレーキテクニック

最も心配なのが、ブレーキを頻繁に踏んだことによる フェード現象。
通常、ローターの温度は100から150度 程度だが、坂道を下っているときは300度以上に なることもあります。 長時間このような状態になると、 パッドはレジンという樹脂で固められているのに、このレジンが分解して徐々にガスが発生して、 ブレーキの効きが悪くなる状態がフェード現象です。
有機物の焦げるニオイがしたら車を止めて、冷やすようにします。

同様にペーパーロック現象も要注意。 パッドの熱はブレーキフルードにも伝わり、250度を超えるとフルードが沸騰して気泡が発生し、 ブレーキペダルを踏んでも気泡が小さくなるだけでキャリパーに力がつたらない状態 なることを言います。この場合も車を止めて冷やすこと。

【対策】
エンジンブレーキを併用して下りる 耐フェード性のあるパッドを利用する ブレーキフルードを質のいいものにしたり、 アルミホイールを装着すると冷却しやすくなります。